「3400形スカイアクセス線疾走ツアー」開催

2023年3月12日

3400形、印旛日本医大の先へ―

冒頭の文章で「えっ!?」って思われた方もいらっしゃるかと思うが、本日それが実現したのである。
「3400形スカイアクセス線疾走ツアー」に伴う臨時列車が京成上野~成田空港間を成田スカイアクセス線経由で運転したのだ!

これは今年成田スカイアクセス線が開業10周年を迎えたことにより、普段スカイアクセス線(印旛日本医大以降)を走らない車両が特別に走行(※)するというファン向けの企画。
企画自体はグループ会社の京成トラベルサービスが行い、親会社の京成電鉄が後援。企画自体はこれまで3500形や3600形(3688編成、ファイヤーオレンジ復刻塗装)を用いてスカイアクセス線を走破するツアーを催行しており、今回が第3弾となった。

第1便(京成上野10:20発→成田空港11:40着)

第1便は冒頭でも写真を掲載している3438編成が担当。列番は「S01」
種別は「臨時」で、先頭車の種別幕は「臨」を掲示。「臨」幕は普段中々お目にかかれないだけあり大変貴重である。
印旛日本医大まで927N(9808編成)の後に付いていくような感じで運転。接近したため若干スピードは落としていた。

 

第2便(京成上野11:40発→成田空港13:00着)

第2便は3448編成が担当。列番は「S03」
種別等は第1便と同様である。印旛日本医大まで1029N(7501編成)の後に付いていくような感じで運転。
この列車が千葉NT中央を通過する際上り1274K(3758編成)とすれ違い、北総線内で3400形と3700形が出会う場面も。
京成上野から日暮里間はスカイライナー37号(列番:11AE01)の後に付いて行くように運転したため、1分ほど遅延が発生。

往路の送り込みは全て高砂検車区から京成上野まで回送、京成上野から営業運転(臨時便)として運用。
運用後は全て成田スカイアクセス線経由で高砂まで回送された。わざわざスカイアクセス線経由で回送した理由は不明だが、恐らく本線の運用を邪魔したくなかったためだろうか?

3400形にとっても営業列車として初めてとなるスカイアクセス線入線(※)。ファンもさぞ大喜びだったことだろう。

 

撮影場所:北総線小室~千葉NT中央間
撮影機材:Canon EOS R6 + EF70-200mm F2.8L IS III USM(コントロールリングマウントアダプターEF-EOS R使用)
(冒頭の写真はCanon EOS R + RF24-105mm F4 L IS USM)

※:臨時列車が運転される前に3418編成が試運転(列番:19K)で成田スカイアクセス線(印旛日本医大以降)に入線した経験がある。3500形や3600形についても事前に同様の試運転を行った上でツアーを催行している。