成田線開業120周年記念車両運行

2023年3月12日

「スカ色」が我孫子支線に帰ってきた!!

1901年(明治30年)4月1日に成田線(当時は成田鉄道)の我孫子支線が開業し、今年で120周年を迎えた。
それを記念して青とアイボリーの横須賀色(通称:スカ色)の帯を纏ったE231系が4月30日より運行を開始。


我孫子支線とスカ色の関係

我孫子支線は基本的に常磐線快速系統の車両(※)を使うことが多いが、1998年3月まで日中の一部時間帯に幕張電車区の113系を走らせていたことがあった。
主に6両固定編成を用いる事が多かったようだ。

幕張電車区の113系{除籍済み}(東千葉にて、2009年7月18日撮影)

以降の我孫子支線はエメラルドグリーン1色の103系のみで全ての運用をこなしていたが、2001年に突如として113系が我孫子支線に帰ってきた。それはNHKが企画として運行した「BS列車・どーも君号が行く」と言うもの。2001年2月10日に我孫子~成田~佐原~銚子間で運転。
そして時は経ち我孫子支線にE231系と言う新しい仲間が入り、103系は引退。ここから我孫子支線はずっとエメラルドグリーンの車両のみが続いていた。

どーも君号の運転から約10年が経過した今年、その「スカ色」が常磐快速線E231系の5両編成で復活したのだ。

 

車両詳細

車両は松戸電車区のマト139編成(付属編成・5両)が用いられている。

帯の色味はE217系(更新車)やE235系1000番台で用いられているものを使用しているようだ。種車がE231系であることからドアも青色に変化している。

帯色の元であるE217系(西船橋にて)

 

両側先頭車には記念ヘッドマークが取り付けられ、成田方には手賀沼とE231系、我孫子方には我孫子支線の各駅とE231系・103系が描かれている。

運転期間

運転期間は2021年5月31日までとなっている。
運転終了後マト139編成についてはヘッドマークを外し常磐快速線の増結、成田線内運用などに用いられる。運転は夏頃までとのこと。

{2021/06/13更新:マト139編成の情報追加とE217系の写真を変更}

 

撮影機材:Canon EOS R6 + RF70-200mm F4 L IS USM、Canon EOS M6 Mark II + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
(資料で用いた写真はFUJIFILM FinePix S6000fd、Canon EOS R5 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM)
撮影場所:成田線布佐駅、我孫子駅

※常磐線の中距離運用車両(E531系・E501系)は「ひまわり号」などの臨時列車以外、成田線我孫子支線での営業運転には用いない。