【撮影レビュー】EOS R6(サーボ編)

2023年3月12日

「ワンショット編」から大分遅くなってしまいましたが、今回は「サーボ編」。
走行中の鉄道車両撮影を取り上げて行きたいと思います。

使用レンズはEF70-200mm F2.8L IS III USM、RAW現像はAdobe Photoshop Lightroom Classicを使用しています。

陸橋上からの撮影

千葉NT中央駅向かいにある橋からスカイライナー(AE形)を撮影。
約130km/hほどで通過する車両なので、普及価格帯のコンデジやスマホでは殆ど捕捉不可能。
「ミラーレスのR6はどうだ!?」と言う事ですが、普通通り捕捉成功!

顔付近のアップ。きれいに捕捉出来ています!
「デュアルピクセルCMOS AF II」と12コマの高速連写によりサーボAFの食いつきもバッチリ。体感としては以前所有していた「EOS M5」より上を行っていました。

 

駅撮り

鉄道撮影では最も多いであろう「駅撮り」。
こちらは顔にピントを合わせるように設定しましたが、サーボAFの食いつきは抜群。しっかりと顔全面にピントが合いました。
「顔+追尾優先AF」で行うと顔AFが作動してしまうため、運転士(または指導運転士)にピントが合ってしまいます。そうならない為にここでは「ゾーンAF」モードにして線路側にAFエリアを充ててみましょう。
この設定で行くと運転士の顔にピントが当たらないので良い感じで撮影出来ます。
(別に鉄道会社の運転士を嫌っているわけではございませんので・・・)

 

撮影の感想

動きものに関しては「デュアルピクセルCMOS AF II」の採用や測距点を増加させたことで、捕捉能力が全体的に向上していました。
出始めはAFへの悩みで売れ行きが低かったキヤノンのミラーレス機ですが、ここ最近の機材はAF能力が向上しており、ライバルのソニーとも肩を並べられるレベルになって来ました。
特にフルサイズミラーレスのR6については連写能力も向上しているため、RやRPよりも動きもの関しては非常に得意と言えます。
連写や捕捉能力の面で見ると、キヤノンの一眼レフ機(EOS-1D Xシリーズ除く)とほぼ互角なのでは無いでしょうか。

R6ではイルミネーションも撮影しておりますが、これはまた後日。