LUMIX GX7 Mark II 導入から1か月が経って

2023年3月12日

GX7 Mark II(サブ機2)導入から1か月経ちましたので、簡単にレポートを。

GX7 Mark IIのここが良い!

  • 「Dual I.S.」搭載
  • ファインダー付き
  • ローパスフィルターレス
  • オートフォーカスの食いつき

まず「Dual I.S.」について、小型ボディなのに手ブレ補正が強力なので望遠側でも手ブレを起こすことなく撮影出来るのが非常に嬉しかったですね。
ミラーレス機は比較的ボディが小型になる傾向が高く、あまりにも小さいと手ブレも起こりやすくなり失敗写真を量産してしまう・・・と言う事がありますよね。しかし、このカメラは小型でありながらDual I.S.のお蔭で手ブレの心配をせずに安心して撮影出来るので、失敗せずに安心して撮影出来ます。
また、手ブレ補正なしのレンズではボディ内手ブレ補正が有効になりますが、こちらの手ブレ補正もかなり強力なものとなっています。(※Dual I.S.は対応したレンズでないと効果を発揮しません。)

続いてファインダー付きと言う事で、一眼レフに慣れている私にとっては最重要な項目と言っても過言ではありません。キヤノンEOS M5の様な中央配置ではなく、ソニーα6000の様なオフセット配置になっており一眼レフからの移行になると戸惑う事はあるかと思いますが、ソニーのαシリーズ(APS-C機)からの移行であれば特段問題なく撮影出来るでしょう。実際私もα6000を以前所有していたため、何も問題なく撮影出来ました。

3番目は「ローパスフィルターレス」。これは素晴らしかった!
このカメラは1600万画素ですが、以前所有していたLUMIX TX1よりも解像度が良かったですね。メイン機EOS 80Dの解像度にも近かったような印象でした。

実際に夜間撮影した時のもの。
ISOを上げ過ぎるとノイジーになるマイクロフォーサーズですが、ザラつきもなくきれいに撮影出来ました。
SS:1/30、ISO:1600で撮影。

アップにするとご覧の通り。
RAWから現像しているのである程度ノイズは抑えていますが、ISO1600でもディテールが失われていないことが分かりますね。
ここまで夜間撮影に強ければ、冬のイルミネーションなどでも効力を発揮しそうです。

最後にオートフォーカスの食いつき。これはTX1とほぼ同等と思ってもおかしくありません。
AFSモードでは毎秒8コマ、AFCモードでは毎秒6コマなので、鉄道撮影でもほぼ問題ありませんでした。さらには空間認識AFのお蔭でAFCでも結構食いついてくれます。高速AFが特徴であるキヤノンの「デュアルピクセルCMOS AF」には負けてしまいますが、それでもここまで食いついてくれるのは非常にありがたいですね。

 

GX7 Mark IIのここが悪い!

  • 小型の割に重い
  • 付属してくるレンズの操作性が悪い
  • レンズキットだとボディキャップが付いてこない
  • 充電器付属無し
  • アイカップ無し

まずは「小型の割に重い」と言う事。実際持ってみると若干ズシッと来る感じがありました。
ボディ内手ブレ補正の機構を入れているからかと思いますが、これは許せない方も多いのでは?

続いて「付属してくるレンズの操作性が悪い」。今回購入したのは12-32mmのレンズが付いてくるレンズキットを購入。だが、このレンズ軽い・小型と言う点では有利なのですが、あまりにも操作性が悪すぎる。沈胴機構はまだ良いのですがマニュアルフォーカス撮影では本体でフォーカス操作しなければならないと言うのが許せない。レンズが小さくなった分何かしらの部分が犠牲になってしまう訳ですが、フォーカスリングは犠牲にしないでほしかったなぁ。
同じ沈胴機構を採用するキヤノンのEF-M 11-22mmと15-45mmはまだフォーカスリングがあったのでマニュアルフォーカスがサクサク出来たのですが、いちいち本体で操作しないといけないのは本当に困ります。その為14-42mmの電動ズームや14-140mmのレンズを別途購入したわけですが。
また、12-32mmの付属レンズにはカバーがすっぽ抜けると言う事故があるそうなので、気を付けた方が良いかも知れませんね。
(実際に某家電量販店の展示機でもカバーがすっぽ抜けている個体がありました)

3番目は「レンズキットだとボディキャップが付いてこない」点。正直言うとボディキャップは初めから付属して欲しかった。別途購入する羽目になってしまったので、この点は改善してほしい。

4番目は「充電器付属無し」。USB充電が可能がGX7 Mark IIの宿命と言っても良い点でしょう。
実際付属して来たのはUSBケーブルとUSB-ACアダプターのみ。AC直接接続は楽だけども、充電している間は使えないとなると充電器付属の機種より効率が悪くなるので、充電器は付属して欲しかった。

5番目は「アイカップ無し」。GX8は大きなアイカップが別売品であるが、こちらにはそんなものは一切なし。
今の状態でも撮影には特段影響しないが、せめて別売りのアイカップぐらいは用意して欲しかった。

 

GX7 Mark IIは長所、短所はあれど意外と使えるカメラであることが分かりました。
今現在常用のカメラで使用していますが、バッグに入れても重さを感じません。
また、動画専用機としても使っているので、動画でも十分性能を発揮しております。

来る3月15日にはこれの後継で「GX7 Mark III」が登場しますが、今購入するべきかこのまま継続するべきか悩みますね・・・。