騙されるな、京成高砂行き。

2022年3月12日

今日は鉄道ダイヤネタを取り上げたいと思います。題して・・・

 


ここは京成本線のスタート、京成上野駅。

ここから何と「初見殺しの列車」があるらしいのです・・・

 

「あれ、行先は京成高砂行きとなっているけど・・・」
こうして見ると初見殺しの様には見えませんよね。

 

入ってきた車両はスカイアクセス線でも使用される3050形。
この車両でも普通京成高砂行きはあるので、何の変哲も無いように見えます。

 

側面も京成高砂行き。
「う~ん、何処も怪しくないじゃないか?」

 

 

 

しかし・・・この車両はとんでもない事を引き起こしたのです。

 

 

 

到着した時に見た行先は・・・?

 

「えぇ~っ!? 「アクセス特急成田空港行き」になっているんですけど~!!」
「ちょっとどう言うこと!? これ!?」

 

何故、このような現象が起きたのでしょうか?


 

今回起きた現象についておさらいしましょう。

  • 京成上野の時点では「普通 京成高砂行き」となっていた。
  • とある駅で到着したら「アクセス特急 成田空港行き」に変わっていた。

要点はこの2つですね。
では、このトリックは何処にあるのか?

 

 

答えは、この列車のダイヤにあります。

 

 

今回乗車した列車は「1809K」でした。
この1809K、時刻表ではこのような表記となっています。

しっかりと「京成高砂行き」と表記されています。
ですが、その下をよく見てください。

怪しい矢印がありますねぇ~
その先を見ると・・・

太字で表記された時刻。その行の上を見ると・・・

 

ア、、、アクセス特急ゥゥ~!?

そうです。
この列車は京成高砂までは普通、京成高砂以降はアクセス特急 成田空港行きに化ける車両だったのです!!!

京成上野出発時点は普通 京成高砂行きとして手の内を隠して運転されますが、京成高砂からは一気に覚醒しアクセス特急として運用に入るのです!

 

京成では普通から種別・行先変更する車両はいくつか存在しますが、これまでは京成高砂において普通から快速に化けるものが殆どでした。(逆もあります)
この列車は元々、京成上野から成田空港まで通しでアクセス特急として運転していましたが2022年2月26日のダイヤ改正で系統分割する形となったために、このような恐ろしい列車が登場してしまったのです。
ちなみに今回紹介した1809K~1909Kだけではなく、1807Ka~1807Kbと1843T~1943Tも同様に運転。特に1843T~1943Tについては羽田空港から運転されるため、京急線内は「エアポート急行 京成高砂行き」となり、ますます手の内を隠すような運転を行います。

このような列車が登場した背景は、昨今発生している某プロパガンダによる乗車率の減少。
それが京成にも拍車をかけた形となり、恐ろしい列車を登場させてしまったのです。某プロパガンダによる過剰対応が無ければ、この運用は登場しなかった可能性もあります。

 

車両については列番を見てもらえばわかるかと思いますが、「07K」「09K」「43T」の3本です。
07K・09Kは京成の車両でかつアクセス特急に対応した3050形・3100形、43Tはダイヤ改正でアクセス特急対応となった5500形が入ります。

07K・09Kは3050形・3100形を使用(3100形の京成高砂行き側面表示

43Tは5500形を使用

 

なお京成ではこの運用に対し、しっかりと行先変更の案内をしてくれます。

電光掲示板でも「終点の高砂からアクセス特急成田空港(成田第1ターミナル)行きとなります。」の表示がされる他、駅のアナウンスでも行先変更の旨が伝えられるので、この点を注意すれば騙されることはありません。
京急では同様の案内をするかどうかは不明なので、騙されたくない方は時刻表を購入しておくと安心でしょう(笑)

この列車の面白いポイントとしては「自動放送」。普通列車での運用中はタブレットによる放送ですがアクセス特急に変わった途端、専用の自動放送に切り替わります。
ある意味マニアにとってはウハウハな車両とも言えますね。

 

今回は「騙されるな、京成高砂行き。」として、京成高砂からアクセス特急へ化ける列車をご紹介しました。
この列車は平日ダイヤ限定で土休日ダイヤは運転されません。興味のある方は是非乗車してみては?