唯一の京急車急行―平日57H(2)

2023年3月12日

平日の夜を駆け抜ける京急車の「急行」。

平日57H(2)は、京急久里浜~三崎口~印西牧の原~京急久里浜間の運用。
このうち、三崎口~印西牧の原間は北総線内急行になる運用の1つ。

現在北総線を走る急行は07T、63T、57Hの3本で、京急車はこの運用のみ。
全運用、品川で普通→高砂で急行に種別を変更する。

京急車による北総線急行運用は、過去に平日93H運用が担っていた。
2000年代後半のダイヤ改正により一旦は消えたものの、西馬込発の形で再復活。
2011年のダイヤ改正で列番が93Hから73Hに置き換わる形で継続したが、2012年の改正で33Hに変わり普通列車となった為消滅。
ところが2015年のダイヤ改正で列番と運転時間帯変更(1657H、北総線内18~19時台乗り入れ)で復活を遂げた。

2010年5月のダイヤ改正で京急車の「急行」に相当する運用は全て「エアポート急行」に置き換わっている為、京急線内ではないものの、現在のところ地上区間を走る唯一の「急行」運用となっている。
写真は「京急リラックマトレイン」の時に撮影したもので、この日が最初で最後の急行運用となった。(※)

 

車両の都合次第ではこんなものが入ることもあるので一応紹介。

「イエハピ」ことKEIKYU YELLOW HAPPY TRAINによる急行。月に数回ほどこの運用に入ることがあり、比較的狙いやすい方である。
2枚目はマツモトキヨシのラッピング車となっていた時期に撮影したもの。3枚目は現在の姿。

KEIKYU BLUE SKY TRAINによる急行。
600形であるが故、アクセス特急や京成本線に絡む運用が多い為、北総急行に入ることはごく稀である。
年に数回入るかか入らないかなので、撮影は非常に困難。

イエハピとBLUE SKYについては京急の公式HPに運転情報が掲載されているので、ご参考まで。

 

※:2018年3月5日よりリラックマ15周年と京急120周年を祝して再びラッピング車が走る予定。