ANA B767-300ER(JA607A)
新型コロナウイルスから避難させるべく立ち上がった国内線用機材。
ご存じANAのB767-300。国内線専用の機材です。
・・・実はこの機材、日本政府の働きかけにより今回起きている未曾有の危機から救いました。
それは「新型コロナウイルス」。
私も雑記で何回かこの言葉を取り上げていますが、今回紹介する機材はそのピンチから日本人を助けるという大役を任されました。
最初のチャーター便は2020年1月28日夜のこと。国内線で使用されている当機材(JA607A)が中国・武漢へ出発。
翌29日午前に第1便が羽田空港へ到着し、206人が日本へ帰国。その後も2月17日までに同機がチャーター便として用いられ、延べ800人超が帰国。
何名かは感染者(陽性者)は出てしまったものの、この機転を利かせられたことは日本政府・・・いや安倍首相のおかげと言っても過言ではないだろう。
ところで、何故国内線用の機材が急遽武漢チャーターとして使用されたのだろうか? と疑問に思う方もいるはず。
実はこの機材、元々は国際線で使用されていた。主に中国路線をはじめとした中距離国際線にて使用されており、その関係で「ETOPS」(イートップス、双発機による長距離進出運航)の条件をクリアした機材なのである。
「ETOPS」かつ元・国際線用という条件が揃ったからこそ、このようなピンチをチャンスへと変えたのは言うまでも無い。
現在は国内線用の機材として、B767が就航する路線で活躍しています。(※)
※現在は新型コロナウイルス感染拡大により運休している事もあるのでご注意。
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